Friday, December 14, 2012

小沢一郎氏が官邸前の反原発抗議行動に参加 (動画&書き起こし)



14日に官邸前で行われた反原発抗議行動に多くの著名人と共に小沢一郎氏が参加した。メディアは取材に来ていたそうだが、ほとんど報道しないので、この動画をできれば多くの方に拡散していただきたい。

小沢氏は、「小沢さ~ん!」「負けるな、小沢さん!」という若い女性の黄色い声を浴びながら下記動画の1:28:00頃から登場する。小沢氏の演説の後、山本太郎氏、宇都宮けんじ氏らが続いた。




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小沢氏演説書き起こしをしてみたが、聞き取りにくい部分があったので、間違って書き取った可能性もあることをご了承いただきたい。話し言葉を書き言葉に変えた部分も含む。

ご紹介にあずかりました小沢一郎でございます。 夜分にまで、しかも大変お寒い中、本当にみなさまの粘り強い、力強い行動に対しましてまず心から敬意を表します。本当にご苦労さまでございます。
今、総選挙はなされているもうわずかな時間でしかありませんけれども、その総選挙において、いくつかの政党が選挙戦にのぞんでおります。その中で明確に脱原発を期限を切ってNOと主張しているのは、われわれ未来の党だけでございます。
このわれわれの主張に対して、いろいろなところから、いろいろな批判が、攻撃が寄せられております。そんなことはできっこないとか、そんなことをしたら、経済がおかしくなるとか、あるいは、電力の供給ができなくなるとかいうようなことが言われておりますけれども、決してそんなことはありません。私は、自分の信念として自信を持って脱原発はやればできるというふうに考えております。
しかしながら、みなさんに本当によく考えていただきたいことですが、この総選挙において、脱原発、その声は必ずしも広がっておりません。その意味におきまして、私は非常に心配いたしております。
なぜそうなってしまっているんだろうかといいますと、選挙の前から脱原発ということが総選挙の議論の争点からはずされてしまっているんです。まさに新聞でもテレビでもこの脱原発という言葉さえも使わないような状況、雰囲気の中にあります。
私はこれは、我が党が議席何ぼあるとかどこの党が何ぼ取るとか言うこと以上に日本の社会が既得権の癒着の中でマスコミさえもそういう中に組み込まれてしまっているということが、非常にこれは今、日本社会の持っている本当に大きないびつ(?)であります。こんなことがまかり通っていたならば、日本の将来は真っ暗闇の道に進んでいくことになると思います。
どうか、みなさん、わたしどもも一生懸命脱原発でがんばっておりますけれども、どうぞ、みなさんのこの力をみなさんの声を、本当に子供達のことを、孫たちのことを、
日本の未来を、将来を心配する声を、1人でも多くの国民のみなさんに伝えてください。
あと、選挙戦は、今日、そして明日1日でございます。私も今日この話をし続けてきました。残された時間はわずかでございますが、民主主義は数であります。多数であります。多数決です。ですから、国会でこの脱原発の声を出す人たちが、その考えを持っている人が多数を占めなければどうしようもありません。結果だせません。どうかそういう意味において、私たちも最後の1秒まで脱原発を訴えますが、みなさんもどうぞ、最後の最後までよろしくお願いします。
できれば、反原発抗議行動全体の動画を見ていただきたいが、時間のない方は、小沢氏の演説の部分だけをYouTubeにアップしてくださったので、こちらをどうぞ。音声も画像もこちらの方がはっきりしている。

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